木村舞先生が、心臓病学会のYIAセッションで優秀賞を受賞しました

平成27年9月18日に横浜で開催された第63回日本心臓病学会学術集会において同君(87回 循環器内科)はYoung Investigator’s Award (YIA)優秀賞を受賞した。

本年度の同賞には全国から40件を超える応募があり、書類選考の上4名が最終候補者として選出され、学会開催中に口述発表を行った。同君は2012年に循環器内科に入局し、難治性疾患の患者を救いたいという思いから肺高血圧症の研究を行ってきた。肺高血圧症はここ十数年で治療法が飛躍的に進歩し、生存率が劇的に改善している一方で、進行性の患者にはなお予後不良な者も多く、根治療法も未だ無い為に今後さらに病態解明・新規の治療法の開発が求められる疾患である。

今回同君は日本人における特発性肺動脈性肺高血圧症患者を対象としたゲノムワイド関連解析(GWAS)を行い、肺高血圧症の発症に関与する新規疾患関連遺伝子としてホスホジエステラーゼ1A(PDE1A)を同定した。本研究の成果は今後の新たな創薬につながるものであり、その臨床的・社会的意義は非常に大きいものと期待される。

同君には今後も肺高血圧症の病態解明に尽力し、難治性疾患の予後の改善に貢献してほしいと思っている。最後に本研究の指導にあたった佐野元昭君(71回)、田村雄一君(83回)にこの場を借りて謝意を申し上げる。

(62回循環器内科教授 福田恵一)

 

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