日時

2024年12月14日

受賞論文・演題名

心原性ショックを合併する急性冠症候群の予後：KiCS-PCIレジストリを用いた時系列トレンド解析

受賞者

慶應義塾大学病院　助教　大畑孝憲

詳細

この度は、日本循環器学会関東甲信越地方会におきましてClinical Research Award 最優秀賞を受賞することができ、大変嬉しくまた光栄に存じます。今回、心原性ショックを合併する急性冠症候群に対して冠動脈インターベンションを実施された患者さんにおける院内予後をメインにKiCS-PCIレジストリを用いて時系列トレンド解析を行いました。結果、観察期間(2009年から2019年)における粗院内死亡率は約30%と横ばいで患者の個々のリスクを補正しても同様の結果であり、引き続きこの分野の治療成績の改善が求められるという結論でした。研究に際し貴重なご助言、ご指導を頂きました先生方、あるいはレジストリの構築に関わって頂きました関連病院の先生方、スタッフの皆様に心より感謝申し上げます。今回の受賞を励みに引き続き臨床研究に邁進する所存ですので、引き続きのご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。