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遺伝性不整脈外来
概要
当外来は遺伝性不整脈疾患の患者さんを主に診療します。遺伝性不整脈疾患とは比較的頻度の多いブルガダ症候群、QT延長症候群を始め、特発性心室細動、カテコラミン誘発性多型性心室頻拍、家族性心房細動、家族性ペースメーカ症候群などの患者さんを対象としています。
いずれも時として致死的な不整脈が出現する可能性のある疾患ですが、適切な検査を行い、患者さんの病態に合わせて生活指導、薬物療法などを行えば長くにわたって不整脈の出現なく生活することが可能です。患者さんによっては心臓電気生理検査または植込み型除細動器(ICD)の植込みなどの侵襲的検査または治療が必要になる場合があります。
またこれらの疾患は心臓の興奮(活動電位)を作り出すイオンチャネル蛋白の遺伝子異常が原因となります。診療上必要と判断される患者さまには遺伝子検査を行いながら診療にあたる場合があります。また臨床遺伝専門医との協力のもと診療を行っており、臨床遺伝専門医、遺伝カウンセラーによる遺伝カウンセリングも行っております。
当外来には、健康診断などで心電図異常を指摘され、命にかかわる病気の可能性があると受診をすすめられ、不安な気持ちで来院される患者さんも多くいらっしゃると思います。様々な立場におられる患者さん側の気持ちにそって、個々の患者さんに合わせて最適な医療を提供いたします。