臨床
心不全・心筋症

  1. ホーム
  2. 臨床
  3. 心不全・心筋症
  4. 腫瘍循環器

腫瘍循環器

腫瘍循環器とは

「腫瘍循環器」は、悪性腫瘍(がん)と循環器疾患(心臓病)の両方に関わる新しい医療分野です。日本では最も多い死因はがんですが、治療の進歩によってがん患者さんの生存率が向上し、がん以外の疾患、特に心臓病によって死亡するケースが増えています。超高齢化社会の影響もあり、もともと高血圧や糖尿病などの心臓病リスクを持つがん患者さんが心臓病を併発している場合や、最新のがん治療に使用される抗がん剤や放射線治療の副作用で心臓病を引き起こす場合もあります。

こうした背景もあり、当院においては2018年から腫瘍循環器外来を設立しています。腫瘍循環器の外来は、心臓病をすでに併発されている患者さんや将来的に心臓病を発症するリスクの高い患者さんを対象に、がん治療を安心して継続していただけるように、心臓の立場から(循環器専門医が)サポートする専門外来です。例えば、心臓病を発症された場合には、患者さん毎に最適な心臓の治療を提案したり、主診療科(がん治療の担当医師)と相談してがん治療の調整を図ったりします。

ページトップへ
ページトップへ